美白成分ロドデノールで皮膚障害?「カネボウ化粧品」問題 

「カネボウ化粧品」では、同社が製造し、
2008年に発売を開始した薬用基礎化粧品「ブランシール」などのシリーズが、
皮膚に白斑を発生させるとして、現在、化粧品の自主回収に乗り出しています。

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同シリーズには、2008年に厚労省の認可を受け、

美白を目的に配合されたロドデノール【4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール】

という成分が配合されています。

ロドデノールは、白樺の樹皮やメグスリノキから抽出されたもの。

メラニン生成反応にかかわる酵素「チロシナーゼ」と結合してメラニン生成を抑制し、
しみ、そばかすを防ぐ効果があるとされていました。

日本皮膚科学会では、今回の皮膚障害の原因になったのではないかと推定し、
7月17日に、「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」を発足。

皮膚科医に向け、医師用と患者用の一次調査表を行い、診療の手引きを作成したと発表、
今後も随時、速報のかたちで診療方法などを発表するとしています。

2013年7月4日のカネボウによる自主回収の発表時点では、
化粧品の使用後に重い症状が出ている人は39人。

その後、ニュースなどによる報道後、使用後のトラブルを訴え出た人は23日には2250人、
29日の時点では、すでに5000人を越え、
カネボウへの電話による問い合わせだけでも、10万人に達しているそうです。

皮膚の白斑(白ぬけ)は、大きい人で直径5センチにも上るとか。

同社では、現在、症状を申し出お客さんに対し、
社員を訪問させ、詫びるとともに、治療相談にものるなどの対応を行っています。

さらに、症状が出ていない人も含めて、中身が残っている商品については、
回収を送料着払いにて行い、商品代金の返金も行うなどの対応をとっています。

いちばん問題となっているのは、
5月の時点で皮膚障害が起きている人の訴えがあったにもかかわらず、
症状が出ている人が少ないとして、上層部への報告を怠るなど、
対応の遅さも重なったこと。

化粧品業界の「美白」競争、また、「美白」を大切にする日本女性独特の感性にも、
警告を浴びせる形となってしまいました。

補償問題や成分がどのようなメカニズムで皮膚障害を引き起こしたのか、
今後の行方に注視したいところです。




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